IOデータ外付けHDD(HDPD-AUT1.0W) データ復旧の完了。

IOデータ外付けHDD(HDPD-AUT1.0W) データ復旧の完了。

2016-09-28

imgresIOデータ外付けHDD(HDPD-AUT1.0W)

[受け付け内容]

大阪府吹田市の法人様より「会社で共有している外付けHDDが、どのパソコンに繋げても認識しなくデータがとにかく必要だ!」とデータ復旧のお問い合わせを頂きました。

当社エスアイヤーは吹田市なので無料診断出張でお伺いをさせて頂きました。


 

[お問い合わせ地域] 大阪府吹田市

[メーカー] IOデータ

[型番] HDPD-AUT1.0W

[種別] 外付けHDD

[症状]

電源を入るが、外付けHDDのUSBがどのパソコンでも認識できなく、データが取り出せなく困っている。


 

[原因・診断内容]

現地にて、上記の症状を確認できました。初期診断としては外付けHDDの物理故障と診断させていただきました。認識できないトラブルが起こった故障個所は、外付けHDDに装着されている基盤の故障が考えられました。データが必要との事でしたので、内臓HDDのセクターエラーチェックを行いデータ復旧レベルの診断をさせて頂きました。診断後セクターエラー箇所(不良セクター※1)が13,000ある事が判明しました。診断内容としましてはHDDの物理重度障害と診断させていただきました。この機種はGセンサーを搭載した耐衝撃ポータブルHDDなので落下や衝撃に対し、普通の外付けHDDより強固なものになっていますが、USBを差した状態で机の上から落としてしまった事が原因になりました。


 

[結果]

 

診断結果が基盤の故障とHDDの物理重度障害でしたので、HDDの分解作業に入りデータ復旧をさせて頂きました。ヘッドが正常に読み込みを行えない状況でありましたので、ヘッド交換させて頂きデータ復旧を行い、復旧率も99%のデータを確認できましたので、他の媒体にデータ復旧を行いました。今回落下により物理故障を起こしましたが、正常にデータ復旧を行えお客様にも大変喜んでいただけました。

今回の故障外付けHDDは、本体内部の4箇所についている衝撃吸収ダンパーによるフローティング構造により、落下の衝撃を吸収し万が一落としてしまっても、ボディが落下の衝撃からドライブを守る安心設計されている物になるのですが、落とし方によっては今回のように内臓HDDが壊れることがあります。データバックアップを行う場合には、落下などを起こす環境でご使用されておられる方は、気を付けた方が良いと思います。


※1 不良セクターとは

ハードディスクの中ではプラッタと呼ばれる磁性を帯びた円盤がレコード盤の様に回転し、これを磁化することにより情報を記録しています。このレコード盤の様に回転をしているプラッタの磁性が経年劣化などの原因により弱まった時に、記録された磁気情報が読み出すことができなくなる事があります。読み出し不良の原因が磁性の劣化だけに限らず、読み込み不能の領域を不良セクターと言います。Windowsのコンピューターの管理などのWindowsログではセクターエラーと表現されることがあります。またその他にNTFSエラーといった表記等がされることもあります。不良セクター(不良ブロックとも言います)は仮に読み込みが出来なくなった領域に再度書き込みを行っても読み込めない可能性が高いので、論理フォーマットをし直さない限り、OS(Windows)は一度検出した不良セクター(不良ブロック)には二度と書き込みを行いませんのでエラーが出続ける状態になります。
不良セクターが発生した場合は実際のパソコンの挙動、動作はおかしくなることがあります。上記のレコード盤の様に回転しているプラッタの一部分の磁性が弱くなった時のパソコンの動作を考えてみましょう。磁性が弱くなり、通常の動作で読み取りにくいビットセルがあった場合、HDDのファームウェア(HDD基板上のソフトウェア)が読み込み開始タイミングの調整やヘッドのバイアス電流などの調整を行っています。その為、異常を起こしている不良セクター(不良ブロック)に何度も読み込み動作をリトライし「なんとか読み込もう」とします。「なんとか読み込めた」場合は、そのビットセルに対して「なんとか読み込んだデータ」を同じ場所に書き込み、磁性のリフレッシュを行うことが出来ます。このビットセルに同じデータを書き込んだだけでは本当にリフレッシュされたかわからない状態である為、書き込み後に再度読み取って検査しなければなりません。

しかしもともの読み込み不良(セクターエラー)の原因が経年変化である可能性が高く、書き込み直後にベリファイを行うだけでは不十分で「経年変化による問題」が表面化しない恐れがあることから、わざわざ次回そのセクターにアクセスする時までまってもう一回検査結果の評価を行います。その評価待ちのビットセルのことをペンディングセクタと呼びます。ペンディングセクタは後々の評価時に読み込めない可能性がありますので、ペンディングセクタ扱いになった時は、あらかじめ代替領域にミラーされる仕組みになっています。そのペンディングセクタに再度アクセスがあり、代替領域のデータとのベリファイに合格した場合は、ペンディングセクタ扱いを外れますので、通常セクター扱いに戻り正常化します。この際代替領域のミラーデータはマッピングから除去されます。一方再度アクセス時にベリファイでエラーが検出された場合は、直ちにペンディングセクタは不良セクターに降格し、以後一切のアクセスはしなくなります。そしてペンディングセクタの代替領域内ミラーデータは同時に不良セクターの代替セクターとしてマッピングされ、以後OS(Windows)からその不良セクターへの読み書き要求があった場合、自動的に代替セクターにリダイレクトされる。この一連の代替処理はHDDのファームウェアが自動的に行いますので、OS(Windows)には一切通知されません。
また「なんとか読み込もう」として「読み込めなかった」場合は直ちに代替処理が行われますが、そのデータは消失してしまっているのでOS(Windows)に不良セクターとして通知され、OS(Windows)上で不良ブロックとなる。そしてOS(Windows)はそのセクターには二度とアクセスすることはなくなるが、HDD内部での代替処理は完了しているので、もし再度OS(Windows)で論理フォーマットを行えば、以前に検出された不良ブロックが消えてなくなっているという現象になります。しかしこの「なんとか読み込もうとしたが読み込めなかった」というペンディングセクター経由ではない不良セクター発生時のシチュエーションは、「HDDの劣化はジワジワゆっくり進む」ということと、「HDDのファームウェアが発達して唐突に読めなくなることはあまりない」とう事実から、発生の頻度はかなり低いと思います
代替処理済の不良セクターが多量に発生し、代替領域の空き容量が無くなると、当然に不良セクターの代替処理ができなくなるだろうと考えるかもしれないが、それでは困るのでペンディングセクターから不良セクターに降格するセクターが発生した場合、ペンディングセクターの代替領域のミラーデータはそのままペンディングセクター扱いから不良セクター代替セクター扱いに変更され、ペンディングセクター用の領域は減少していきます。そして全ての代替領域が埋まってしまうと、新たなペンディングセクターを受け付けるためには現在すでにあるペンディングセクターの再審査をして通常セクターに昇格させて空き領域を作るしかない。その動作を自動で行うファームウェアとそこまで処理してくれないファームウェアがあるから注意が必要だ。この自動再審査をおこなってくれないファームウェアの場合ユーザーがchkdsk /rなどでディスクの全検査を行い、既存のペンディングセクターを通常セクターへと追い出しを行わないとわないと、その新たなペンディングセクターは以前に登録済みのペンディングセクターに上書きされてしまう。こうなると上書きされた側の元ペンディングセクターは代替領域のミラーデータを失ってしまうことになるので非常に危険な状態に突入する。その後もし元ペンディングセクターにOS(Windows)から読み出し命令がかかったとき運悪くエラーとなればハードディスク内ではアンコレクトセクタ(回復不能セクタ)に分類され、OS(Windows)上では不良ブロックの初検出という事態になります。


 

 

 

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