メモリの不具合でよくある症状とは?そもそもメモリって寿命はあるの?

パソコンの重要パーツの一つに『メモリ』と呼ばれるものがあります。このメモリは、人が作業を行う時の机のような物と言われることがあり、要はメモリが大きければ大きいほど、机の面積が広くなり、作業に使用する道具をたくさん置けるので、スムーズに作業ができるようになるという意味です。

それでは、パソコンパーツの中でも重要とされるこのメモリについて、経年劣化などで不具合が生じた場合、パソコンにどのような症状が現れてしまうのでしょうか?また、そもそもメモリの寿命って何年ぐらいなのか?ということが気になるという方は多いのではないでしょうか。パソコンには、さまざまな消耗部品が使用されており、HDDなどは5年程度が寿命と言われているため、メモリに関しても、同じように寿命というものがあるのかと気になってしまうという方は多いです。

そこでこの記事では、パソコンのメモリに関して、この部分に不具合が生じた場合のパソコンの症状や、そもそもメモリの寿命について解説していきます。

メモリ故障時に現れる症状について

メモリに何らかの不具合が生じている…という場合には、パソコンにもさまざまな症状が出てしまいます。ここでは、メモリ故障時の代表的な症状をいくつかご紹介しておきます。

ブルースクリーンの発生

メモリの故障時に出る症状に多いとされているのが、ブルースクリーンの発生です。ブルースクリーンは、パソコンの使用時に、突然画面が青くなり、そこに白文字のエラーメッセージが表示されるといった症状です。

この症状が出てしまうと、電源ボタンの長押しなど、強制的にシャットダウンするしかありません。ブルースクリーンが発生する条件は、決まっているわけではないのですが、メモリの劣化が激しいと頻発しやすいと言われています。なお、ブルースクリーンは、メモリの問題などではなく、他のさまざまな不具合でも生じてしまいますので「ブルースクリーン=メモリの問題」とは考えないでください。

メモリの不具合の場合は、再起動することで修復される場合がありますので、いったん電源を切ってみましょう。

パソコンがフリーズする

「パソコンのフリーズ」も、メモリの故障による代表的な症状と言われます。フリーズとは、パソコンの電源が入っているにもかかわらず、マウスやキーボードの操作を受け付けなくなり、固まって何もできなくなる…と言った症状です。

こういったフリースが頻発する…と言った症状は、そもそもメモリが足りない…なんてことも考えられますが、メモリの故障時にもよくある症状だと言われています。なお、他にもパソコンのフリーズを引き起こする問題がありますので、フリーズしたからと言って一概にメモリの問題とは言えません。

アプリなどのインストールができなくなる

データの保存に失敗する、アプリケーションやソフトのインストールに失敗する、最悪の場合、OSの更新すら失敗するなど、うまく動作しない場合はメモリの故障を疑いましょう。

なお、アプリやソフトのインストールに関しては、インストールしようとしているアプリなどが、パソコンのosに対応していない…ということが原因の場合もありますので、その辺りはしっかりとチェックしておきましょう。対応しているのインストールできない…という場合は、メモリの故障かHDDの故障が考えられます。

パソコンが勝手に再起動する…

これはとても困ってしまう症状ですね。メモリの故障が発生した場合、再起動のつもりはなくても、クリックするだけで勝手に再起動を始めてしまう…なんて症状が生じてしまうことがあります。これ以外にも、ソフトやアプリケーションの起動中、パソコンの起動中などに再起動が始まるなど、正常にパソコンを使用できなくなってしまう…なんてこともあります。

パソコン使用時に、再起動を何度も繰り返し、なかなか再起動が終わらない…なんて症状がある場合はメモリ以外の故障も考えられます。何をしても再起動してしまう…なんて場合、一般の方では対処のしようがありませんし、専門業者に相談しましょう。

動作や起動が重くなる…

メモリ不足の代表的な症状でもあるのですが、メモリに何らかの不具合が生じた場合、ファイルやソフトを開こうとしても、起動がとても遅くなってしまう…という症状が出ます。ファイルやソフトの起動が遅すぎてイライラする…という場合、メモリ不足がメモリの故障が疑われるのですが、まずはメモリ不足ではないのか…という点を確かめてみましょう。メモリ不足は、タスクマネージャーを確認することで分かりますので、以下の手順を試してみましょう。

  • ①「Ctrl」と「Shift」と「Esc」を同時に押す
  • ②「Windowsタスクマネージャー」が表示される
  • ③左下にある「詳細」をクリックする
  • ④「パフォーマンス」タブから「メモリ」を選択する

「パフォーマンス」タブの「メモリ」の部分に、使用メモリのパーセンテージが表示されています。この数字が90%を超えているようであれば、メモリが足りない証拠ですので、この場合は故障ではなくメモリ不足と考えられます。

そもそもメモリの寿命ってどれぐらいなの?

メモリに不具合が生じてしまうと、上述のようなさまざまな不具合が生じてしまうことになります。それでは、そもそもメモリの寿命とはどれぐらいあるものなのでしょうか?どのような製品にも耐用年数と呼ばれる寿命が設定されているのですが、メモリに関してもそのような物があるのか気になってしまいますよね。

結論から言うと、パソコンのメモリに関しては「10年以上」使えるようにと考えられており、基本的にはメモリが故障する前に他の部品が故障してしまう…といったような頑丈な設計をされている部品です。
そもそも、メモリの寿命に関しては『半永久的』などと呼ばれており、1秒間に1回データを書き込むとすれば、3万年~3億年程度使用できるなどと表現されることもあるほどです。ただし、実際のパソコン使用を考えてみると、1秒間に1回の書き込みなんて使い方はあり得ません。メモリの寿命に関しては、パソコンの使用頻度や使い方によっても変わるのですが、それでも10年以上使用できるように考えて設計されています。

メモリの故障は基本的に初期不良

パソコンのメモリは、上述の通り、非常に頑丈な作りになっており、通常利用であれば10年以上使用しても問題ないとされています。ただし、パソコンのメモリが故障してしまう可能性が一切ないというわけではありません。
特に、メモリの故障に関しては、そのほとんどが初期不良によるものと言われており、製造過程においてなんらかの欠陥が生じてしまい、それに気づかずに組み込まれてしまっていたことから動作不良を起こしてしまう…というパターンが多いですね。

もし早い段階でメモリの故障が疑われるような症状が出た場合、初期不良を疑いましょう。

基本的には、メモリが故障する前に他の部品が故障する

上述のように、パソコンのメモリに関しては、10年以上使用できるようにと考えて設計されています。つまり、通常使用であれば、10年程度使用したとしても、メモリ自体が故障してしまう…なんてことはあまりないわけです。

それどころか、パソコンに使用されている他の部品に関しては、メモリほどの耐用年数など持っていないものが多いです。例えば、データを記憶するためのHDDやマザーボードなどと呼ばれる基盤に関しては、5年程度が寿命と言われており、メモリの半分程度の寿命設定になっているのです。

そもそもパソコンに関しては、OSなどもどんどん新しくなって行っていますし、CPUなども進化していることから、3~5年程度で買い替えする事が推奨されています。つまり、メモリの寿命ギリギリまで使用するということの方が珍しく、基本的のメモリ以外の部品が壊れてしまい、買い替えることになると考えておきましょう。

まとめ

今回は、パソコンの重要パーツの一つであるメモリの寿命に関してご紹介してきました。この記事でご紹介したように、作業用の机などと表現されるメモリに関しては、スムーズにパソコンが動作するために非常に重要なパーツとなり、この部分に不具合が生じてしまうと、パソコンがフリーズしたり、突然再起動されてしまう…なんてことになってしまいます。

ただし、パソコンのメモリに関しては、他の部品と比較すると、かなり頑丈な設計をされており、経年劣化が原因でメモリが一番早く故障してしまう…なんてことはほとんどありません。というのも、メモリはもともと半永久的にもつものなどと言われるように、非常に長い耐用年数が特徴の部品なのです。

使用頻度などにもよりますが、基本的に10年以上は故障しないと考えても良いので、安心しても良いと思いますよ。なお、初期不良でメモリに問題がある…なんてケースはそこそこありますので、購入後3ヶ月以内のPCで、パソコンの動作がどうしてもおかしい…と感じる場合は、メーカーサポートセンターなどに問い合わせてみましょう。