誤ってパソコンが水濡れした…こんな時の正しい対処と、やってはいけない対処について

今回は、誤ってパソコンの上に飲み物をこぼしてしまった…、外出中に突然のゲリラ豪雨で、鞄に入れていたPCがずぶ濡れに…など、パソコンの水濡れ事故の対処についてご紹介していきます。

パソコンなどの電子機器が、水分に非常に弱いということは誰でも知っていますし、ほとんどの方は水濡れなどが起きないように注意して使用しているはずです。しかし、作業中に誤って飲み物をこぼしてしまう…、移動中に大雨に遭遇して鞄ごと水濡れしてしまうといった事故は誰にでも起きてしまう可能性があります。

それでは、こういった不本意なパソコンの水濡れに関しては、どのような対処を行うのが良いのでしょうか?今の時代、仕事でもプライベートでもパソコンを使用するようになっていますし、失っては困る重要データの一つや二つ、必ずパソコンに保存されているはずですよね。実は、パソコンの水濡れ時に、間違った対処をしてしまうと、そういった重要データがすべて失われてしまう結果になるかもしれないのです。
そこでこの記事では、パソコンが水濡れした時の正しい対処と、その逆に絶対にやってはいけない対処をご紹介していきます。

パソコンが水濡れしたときの対処について

それではまず、大切なパソコンが水濡れしてしまった時の、正しい対処手順をご紹介していきましょう。いくら注意していたとしても、誤って飲み物をこぼしてしまい、それがパソコンにかかってしまう…なんてことは普通にあり得ますので、水濡れ時の正しい対処手順は誰もがおさえておかなければいけません。

STEP1 使用中のパソコンならすぐに電源を落とす

パソコン内部に水分が入ってしまうと、電気がショートしてパーツを破損させてしまったり、大切なデータが飛んでしまったりする危険があります。
したがって、こういった被害を防ぐためにも、速やかにパソコンをシャットダウンしてください。なお、正常な手順でシャットダウンができない場合、電源ボタンの長押しなど、強制終了をかけましょう。強制終了による負担よりも、通電によるショートの方が危険です。

STEP2 ケーブルやバッテリーを外す

パソコンを完全に電気から断つためには、コンセントにつないでいるケーブルや内臓バッテリーを取り外さなければいけません。したがって、PCの電源を落としたら、次に電源ケーブルとバッテリーを取り外してください。

ちなみに、ノートパソコンの中には、バッテリーが取り外せないタイプもありますので、その辺りは注意してください。バッテリーが取り外し可能でないタイプのパソコンに関しても、ショートなどを防ぐには、バッテリーを取り外した方が良いのですが、少しのミスで断線してしまうなど他の故障を引き起こす危険もあります。そのため、このタイプのパソコンは、すぐに専門業者に持ち込むのがオススメです。
なお、ケーブルやバッテリー以外の、周辺機器も全て取り外してください。

STEP3 表面の水分を拭き取る

パソコンのケーブルや周辺機器を全て取り外したら、なるべく柔らかいタオルなどを使って、表面の水分を拭き取っていきます。この時に注意しておきたいのは、しっかり乾燥させたいと力強く擦るなんて行為はNGです。パソコンは精密機械ですので、あまり雑に扱うと、部品にキズが付いたり、断線したりしますので、優しく水分をとっていきましょう。

STEP4 柔らかいタオルを当ててひっくり返しておく

近くにあった飲み物をこぼしたなど、少量の水分が内部に入った程度であれば、この工程は飛ばしても構いません。ただ、外出中に大雨に遭い、パソコン内に大量の水が入ってしまったという場合は、内部の水分をしっかりと取り除く必要があります。そのため、ノートパソコンのキーボード部分の上に柔らかいタオルを当て、そのままひっくり返してしばらく置いておきましょう。
こうすることで、内部に侵入した水分がタオルに落ちてきて乾燥が早く進みます。

STEP5 状況によっては修理店に持ち込む

STEP1~4までの手順が、ご自身で可能な初期対応です。少量の水がパソコンにかかった程度であれば、上記の対応をして、完全に乾燥したと確認できれば、一度電源を入れてみると良いでしょう。

ただし、パソコンにこぼした水分が、ジュースやコーヒーなどと言った場合、単に乾燥させただけでは、飲み物の成分がパーツにこびりついてしまい、サビなどの原因になってしまいます。したがって、パソコン内に侵入した水分に、糖分や塩分が含まれている場合、内部をきちんと洗浄してもらうため、専門業者に持ち込むのがオススメです。ご自身の初期対応による乾燥だけで構わないのは、純粋な水だけで、ブラックコーヒーやお茶なども修理業者に相談するのが望ましいです。

水濡れしたパソコンにしてはいけないこと

それでは、誤ってパソコンを水濡れさせてしまった…なんて場合の、絶対にやってはいけない対処法についても解説しておきます。パソコンが水濡れしてしまった時には、焦って間違った対処をしてしまい、自分でとどめをさしてしまう…なんてケースも意外に多いです。

以下で紹介するような対処は取り返すのつかない自体を招く危険があるので、絶対に行わないようにしてください。

①通電させる

水濡れ時の正しい対処で「すぐに通電をやめる」のが最初のステップとご紹介しているように、水濡れしたパソコンでの通電は致命的な事態を引き起こしてしまうケースがあります。

使用中のパソコンに飲み物をこぼして内部に水分が侵入してしまった場合、「まだ動いているうちにバックアップを取っておこう!」などと考えてしまう方がいます。要は、水濡れから復帰できなければ、データが失われるので、電源が入っているうちにデータだけでも取り出したいと考えるのです。正直、気持ちは理解できます。

ただ、こういった考えで通電を続けていると、内部でショートが起きてしまい、基板が大きなダメージを受けてしまう可能性があります。そして、状況が悪化してしまうと、データ損失のリスクはさらに高くなってしまうのです。きちんと正しい手順で乾燥させれば、専門業者に安全にデータの取り出しをしてもらうことも可能なのですが、状況が悪化しすぎてしまうと、それもできなくなるのです。

②ドライヤーの温風で乾かす

ドライヤーは、濡れた髪の毛を乾かす家電ですし、水没したパソコンを乾かすのにも最適だと考えてしまう人がいます。しかし、これは大きな間違いで、パソコンが濡れたとしても、ドライヤーは絶対に使わないでください。

と言うのも、ドライヤーの温風は、皆さんが考えている以上に高温で、至近距離から温風を当てると、熱でキーボードが変形してしまうこともあるほどなのです。そして、そもそもパソコンの内部パーツは熱に弱いものがほとんどですので、水分に関係なく、ドライヤーの熱で故障してしまう恐れまであります。

ここまで聞くと、「それなら冷風で乾かそう」と考えてしまう人がいるのですが、これもNGです。冷風を当てて乾かすと、水分が奥深くまで侵入してしまう原因になりますし、水の影響が余計に大きくなってしまう恐れがあるのです。さらに、風を当てて急速に乾かすと、塩分や糖分が余計に硬くこびりついてしまう可能性がありますので、その後に専門業者に持ち込んでも修理不可能になってしまうケースまであるのです。
パソコンの水濡れ原因が、ジュースやコーヒーなど、純粋な水でない時には、わざと乾かさないように、濡れタオルに包んで修理業者に持ち込んでくださいと言われることもあるので、無理に乾かすのは良くないと考えてください。

③分解して乾かす

自分で部品を購入してきて、一からパソコンを組み立てられるといった上級者でないなら、パソコンを分解して乾燥させるのもNGです。

パソコンに水が浸入した時には、水分を拭き取りたい一心で、分解を試みる方が一定数います。しかし、パソコンは非常に繊細な機器で、素手で触れただけでショートしてしまうような部品もあり、分解と言う行為で故障させてしまうこともあるのです。特に、HDDなどの記憶媒体を個人が分解してしまうと、その後プロに依頼してもデータの復旧は難しいと言われるでしょう。

自分で分解するぐらいなら、すぐに専門業者に連絡し、その指示に従うのがオススメです。

その他のNG対処

上記のような対処が、皆さんがとりかねないNG対処です。そして、これ以外にも、パソコンを力強くゴシゴシ拭いてしまい、パーツを破損させるなんて方もいますので、水分を拭き取る時には、優しく拭き取るようにしてください。

後は、ネットで検索した時に、パソコンが水濡れした場合、冷蔵庫に入れて乾燥させるのがオススメと言った情報が出てくるのですが、これはNGです。どこから出てきた情報なのかよくわからないのですが、パソコンは急激な温度変化に弱いので、冷蔵庫に入れることで故障してしまうことまで考えられます。さらに、冷蔵庫から出した後に、気温差により内部で結露が起こり、結局水濡れしてしまう…なんて危険まであります。
パソコンを乾燥させるときには、冷蔵庫を使う必要はないので、絶対に冷蔵庫にはいれないでください。

まとめ

今回は、パソコンが水没してしまった時の正しい手順と絶対に行ってはいけないNG対応について解説してきました。この記事でご紹介したように、パソコン内部に水分が侵入してしまった時には、完全に乾燥するまでは、通電してはいけないということを頭に入れておきましょう。

よくある事例として、「電源が入るうちにバックアップを取りたい」などと考え、通電してしまうという行為です。しかし、これを行った結果、内部でショートが起きてしまい、我々のようなデータ復旧のプロでも手の出しようがなくなってしまっているというケースが後を絶ちません。
パソコンは、皆さんが考えている以上に繊細な機器だということを理解して、何らかのトラブルが発生した時には、専門業者に相談するのがオススメです。

ご訪問後に作業が発生した場合の料金表

技術料

  • Windowsの修復 5,800円

パソコン修理

  • 自作PCの故障診断 5,800円

    メーカー、BTO製品以外の自作パソコンの故障個所診断

パソコン・ハードディスクのデータ復旧

  • レベル1 9,000円

    OS(Windows、Mac、Linux)が起動できている状態のパソコンからのバックアップ

メディアのデータ復旧

  • CD-ROMのデータ復旧 9,800円

デジタルカメラ等の画像データ復旧

  • 論理/物理障害 15,800円~

サーバー・RAID構成ハードディスクのデータ復旧

  • レベル1 48,000円

    ハードディスク自体には障害がなく、他のハードウェアに問題がある場合のデータ復旧

NASのデータ復旧

  • レベル1 48,000円

    ハードディスク自体には障害がなく、他のハードウェアに問題がある場合のデータ復旧

サポート 馬渕

パソコン修理、データ復旧を10年以上させていただいております。
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