パソコン修理

パソコンから聞こえてくる異音の意味について

皆さんは、パソコンを利用している時に、本体からあまり聞いたことが無い音が聞こえてきて不安になった経験はあるでしょうか?

パソコンは、内部にさまざまなパーツが使用されていて、その中には部品そのものが動作するものもありますので、電源を入れて何か作業を行っていれば、何らかの音が出てしまうものです。正直な話、完全に無音なパソコンの場合、逆に故障を疑った方が良いのではないかと言えるほど、パソコンと音は密接な関係にあると考えておきましょう。
ただ、パソコン本体から聞こえてくる音については、「通常の駆動音」と「その音が聞こえると故障の前兆かも…」と言う2種類のものがあるので、どんな音が聞こえても大丈夫と言うわけではありません。そこでこの記事では、パソコン稼働中に耳にすることがある音の種類とそれぞれの意味について簡単に解説しておきます。

なお、音の聞こえ方については人それぞれですので、記事内で表現する音とは少し違った感じで聞こえている方もいると思いますので、その辺りは注意してください。

パソコンから聞こえても問題ない音

まずは、パソコンから聞こえる異音の中でも、皆さんが心配する必要のない音からご紹介しておきましょう。

パソコンから聞こえる「カリカリ」といった音

PCを使用している時に、内部からかすかに聞こえる「カリカリ」と言った音が気になった経験がある人は多いと思います。基本的には、人の耳に聞こえない程度の小さな音なのですが、静かな部屋でPCを使用している時には聞こえるかもしれません。普段は聞こえない音ですので気になってしまうかもしれませんが、これは、HDDが内部のデータを検索したり、読み書きを行う際に出る「シーク音」と呼ばれる音で、出て当然の音と考えてください。ちなみに、HDDにアクセスしていない時にも聞こえる場合、気になってしまうものですが、これについても、HDDを保護するための動作を自動で行っているケースがあり、その音の可能性が高いです。

最近のパソコンは、静音性に優れているので、基本的にシーク音が聞こえなくなっているので、聞こえてしまった時にはとても気になるものです。しかし、この音に関しては基本的には生じるのが当たり前の音ですので、気にしないようにしてください。ただ、周囲にそれなりに騒音がある状態でこのシーク音が聞こえるほど大きな音になっている場合、HDDの物理的な問題かもしれないので、専門業者に相談しましょう。

高周波の「キーン」と言う音

これは、高画質のゲームなどをPCで楽しんでいる時に聞こえる場合が多いです。「キーン」と言った高周波音は、マザーボードや電源ユニットなどに搭載されているコイルに電流が流れることで、コイルが振動し発生するノイズ音です。パソコン業界などでは「コイル鳴き」などと呼ばれます。

このコイル鳴きに関しては、多少なりとも発生する音となりますので、この音が聞こえたから直ちに故障を疑う必要はありません。そこまで頻繁に聞こえる音ではない、音が出る時もそこまで大きくないという場合、そのままPCを使っていても問題ないと思います。コイル鳴きの原因となる箇所は複数あるので、専門業者でなければ原因を特定するのがなかなか難しいです。したがって、どうしても気になるという場合は、専門業者に相談してみましょう。

ディスクを入れた時の「ブーン」と言う音

光学ディスクドライブにCDやDVDを読み込ませる時には「ブーン」と言った音が発生します。この音は、ディスクが回転する時に生じる音ですので、故障などではありません。ディスクの読み取りが終了すれば、音も聞こえなくなります。

なお、ディスクを入れた時に、いつもより音が大きく感じるケースなどがあるのですが、その場合、ディスクが微妙に歪んでいるのが原因です。つまり、この音に関しては、PC側が原因で音が大きくなったり、小さくなったりはしません。

上で紹介したような音に関しては、パソコンの状態に問題が無くても普通に生じてしまう音と考えてください。つまり、故障などではないので、心配しなくても構いません。ただ、同じような音でも、明らかに音の大きさが大きくなっている…と言う場合は、パソコンに何らかの問題が生じていることも考えられますので、専門業者に相談したほうが良いでしょう。

パソコンの故障を疑うべき音

それでは次に、PCから聞こえてきたときに「故障かな?」と思った方が良い音についてご紹介していきます。以下で紹介するような異音が聞こえた場合、何らかの問題が生じていると考えられますので、専門業者に相談してみましょう。

パソコン内部から「キュルキュル」と言う音が聞こえる

PC使用中に、内部から「キュルキュル」と言った音が聞こえた場合、HDDの故障が疑われます。なお、この音が聞こえてデータの読み書きなどもすでにできなくなっている場合、間違いなくHDDの故障です。この場合、PCの起動そのものができなくなってしまいますので、通常利用できなくなると考えておきましょう。

そこまでの症状はまだ生じていない場合でも、「キュルキュル」と言った音は、HDDの故障前兆ですので、速やかにHDDのバックアップを取らなければいけません。なお、HDD内のデータを絶対に失いたくない場合は、自分でデータを移動させるのではなく、専門業者に依頼する方が安全だと思います。

ファンの周りから「カラカラ」と言う音が

どのようなPCでも、動作させることである程度の熱を持ってしまいます。したがって、一定以上の熱を持たないようにするため、内部に冷却ファンが取り付けられています。そして、この冷却ファンの周辺から「カラカラ」と言った異音が聞こえる場合、ケーブルなどがファンに接触している可能性があります。放置してしまうと、ケーブルが断線してしまう恐れがあるので、何か引っかかっていないか、接触していないかを確認してみましょう。
「カラカラ」と言った音は、比較的軽度の異音ですが、放置すると大きなトラブルになるので、早めに対処するようにしましょう。

ファンが勢いよく回って「ブォー」と言う音が

PCを使用していればどうしても熱が生じてしまいますので、冷却のためにファンが稼働しています。つまり、ファンが回転して冷却するための音は必ず生じてしまうものなのです。

しかし、PC購入当初と比べて、明らかにファンの駆動音が大きくなっているという場合は注意が必要です。これは、PC内部にホコリなどが溜まってしまうことにより、ファンが通常回転した程度では冷却できないことから、いつも以上に回転数を上げているのが原因です。
ファンが回転数を上げなければならないという状態は、異常な熱を発する部品がある、ホコリなどが溜まってしまい、熱がこもりやすくなっているのが原因です。早期に気付いてこの問題を取り除けば、元通りの音に戻りますが、気付くのが遅れてしまうと、パソコンの重要部品が故障してしまう恐れがあります。
内部にホコリが溜まってしまうと、熱を持ちやすくなるので、普段からホコリの除去などをきちんと行っておきましょう。

パソコンから何の音も聞こえない

ここまでは、パソコンから聞こえる異音の種類をご紹介しました。上述のように、パソコンが稼働していれば、さまざまなパーツが動作するわけですので、いろいろな音が発生してしまうのです。

つまり、パソコンを使用しているのに、「いつも聞こえているはずの音が何も聞こえない!」と言う状況は、静かで良いのではなく、パソコンに問題が出ている証拠です。パソコンは、熱を持ちやすい機器ですので、電源を入れていればファンが必ず回転しています。それなのに、その回転音すら聞こえないのであれば、どう考えても異常ですよね。

パソコンが無音の状態になってしまったという場合も、何らかパーツが故障していると考えられますので、専門業者に見てもらいましょう。

まとめ

今回は、パソコンから生じる音について、使用中に聞こえても気にしなくても良い音と故障を疑うべき異音について解説してきました。

なお、この記事でご紹介しているように、パソコンは内部でさまざまなパーツが動作する機器ですので、「音が発生する」こと自体は何らおかしなことではありません。たまに、パソコンから音が出るだけで、「故障したかもしれないのですが?」と言った問い合わせをしてくる方がいるのですが、普段は周囲に音がある環境下で使用しているため、音が鳴っていることに気が付いていないだけと言うケースも多いです。

この記事では、代表的なパソコンからの音をご紹介していますので、ぜひ覚えておきましょう。

サポート 馬渕

パソコン修理、データ復旧を10年以上させていただいております。
3000件以上の訪問実績があり、様々な法人様のオフィス環境改善に努めてまいりました。お困りごとがありましたらお気軽にご相談ください!