パソコンが壊れた!故障した!と思った時にまず確認すべきポイントとは?

今回は、普段使用しているパソコンが「故障した!」「壊れた!」といった時、まず最初に確認すべきポイントをご紹介していきます。

一般的にですが、パソコンの故障はある日突然起こるもので、昨日まで使えていたパソコンが、次の日になると電源すら入らなくなる…なんてことも珍しくありません。もちろん、パソコンの故障に関しては、使用中に飲み物をこぼしてしまった、外出中に鞄ごと落としてしまった…など、明確な原因が思い当たる時もあると思いますが、多くの場合、何の予兆もなくパソコンが使えなくなってしまい、何から手を付けて良いのかすら分からないまま呆然としてしまうケースが多いです。

業務のことだけを考えれば、新たなパソコンを購入しなおすことで、パソコンを使用することは可能です。しかし、もともと使用していたパソコンの中には、今まで作ってきた大切なデータや作業環境など、必要な情報がたくさん残されているはずです。本来、こういった状況に陥っても困らなくても良いよう、定期的にバックアップを取るのがおススメなのですが、バックアップすらとっていない…と言う場合は、本当に困ってしまう事態になります。

そこでこの記事では、誰もがいつ自分の身に起きてもおかしくないと考えるべきパソコンの故障について、パソコンが「壊れた!」と思った時に、最初に確認してほしいいくつかのポイントをご紹介していきます。

PCが「壊れた!」と思ったらここをチェック!

パソコンが故障した時には、その原因を取り除かなければならないので、「何が悪いのか?」を慎重にチェックしていかなければいけません。もちろん、外出中にパソコンを落としてしまった…と言う場合、「衝撃がパソコンに入った」と言うのが明確な原因なのですが、「どこが故障したのか?」を確認しないと、修理のしようがないので、こういった明確な原因がある時も以下で紹介するポイントをチェックしていきましょう。

異音が聞こえないか?

パソコンが壊れたと感じた時、真っ先に確認したいのが、パソコンから『普段は聞こえない』異音が生じていないかと言うことです。もちろん、パソコンは、稼働している時には、ファンなどが回転していますので、動作音が聞こえること自体は何ら問題がありません。しかし、明らかに普段の動産音よりも大きな音が聞こえる…と言う場合や、その逆に電源を入れているのに何の音もしない…と言う場合、HDDやファンが故障していると考えられます。
なお、パソコンの異音に関してもいくつかの種類が存在しますので、以下の点は頭に入れておきましょう。

  • ファン周りの異音に関して
    パソコンは、稼働する時にどうしても熱を生じてしまう機械であることから、異常な熱を持たないように、冷却用のファンが取り付けられています。そして、この冷却ファンが故障してしまうと、パソコン全体の問題に発展します。ファン周辺の異音に関しては、ファンの羽根が何かと干渉して、普段とは異なる音が生じている…と言うケースがあります。これは、長年パソコンの掃除を怠っていて、内部にホコリやゴミが溜まってしまい、それがファンに干渉してしまうなんてケースがあります。他には、ファンが経年劣化してしまい、回転速度が落ちてしまうことで、冷却不足になってしまうケースもあります。この場合、異音と感じにくいので、熱の持ちやすさで確認する方が分かりやすいかもしれませんね。
  • HDDからの異音
    パソコンの記憶媒体であるHDDも、何らかの異常が生じている時に、異音で知らせてくれるケースがあります。例えば、パソコンの電源を入れると、カリカリ、カカカなど、何かが引っかかっているような音が聞こえる場合、HDD内で異常接触がおきていると考えられます。これを放置すると、記憶面にキズがついてしまい、データが失われてしまう恐れがあります。HDDは、内部でヘッドやモーターなど、動作する部品が使われています。そしてこれらは、経年劣化してしまうことで、部品同士が接触してしまうようになるのですが、それが異音として生じる時があるのです。注意深く聞いてみないと分かりにくい音ですので、ほとんどの場合、故障して初めて気づくことになります。

関連:パソコンから聞こえる異音の種類と考えられる原因について

電源ランプを確認!

パソコンの電源ランプについて、普段通りの点灯状態になっているのかを確認してみましょう。普段とは異なり、ランプがつかない、異常があるという場合、帯電による不具合の可能性があります。

帯電とは、パソコンの電源を入れたまま、長時間使用している時に起こるものなのですが、要は、パソコン内部の回路や部品に電気が溜まってしまうという症状です。この帯電がおきてしまうと、パソコンの動作が不安定になってしまったり、最悪の場合電源すら入らなくなってしまいます。

パソコンの不調が、帯電で起きているのであれば、内部に溜まった電気を放電することで、正常な動作を取り戻す事が可能です。帯電を解消する時には、パソコンの電源をOFFにして、パソコンに電力を供給する周辺機器全てを取り外してください。ノートパソコンの場合、コンセントから取り外すだけでなく、バッテリーも取り外すのをお忘れなく。そして、この状態を90~180秒程度キープすると、内部に溜まった電気が放電されます。その後、必要な周辺機器のみを接続して、電源を入れてみましょう。

異臭はしないか?

パソコンは、稼働している限り、どうしても熱が生じてしまう機器となります。そして、長年、内部の掃除などを怠ってしまうと、ホコリなどが溜まってしまし、冷却ファンによる冷却効果が低下したり、ファンが回らなくなってしまうといった問題がおきます。そして、このような状況になってしまうと、パソコンの熱によってホコリが焦げ付いてしまい、異臭が生じてしまうことがあるのです。

万一、パソコンの使用中に、異臭を感じた時には、すぐにパソコンの電源を切ってください。そうしないと、パソコンが完全に故障してしまう恐れがありますし、最悪の場合、火災につながる可能性まであります。

電源ケーブルがきちんと接続されているか?

パソコンの電源がいきなり落ちてしまった…なんて時には、「パソコンが壊れた!」と思ってしまうものですが、意外に多いのがケーブル類の接触不良などが原因と言うケースです。

例えば、デスクトップパソコンの場合、足元に本体を置いているケースが多いのですが、ふとした瞬間に動かしてしまい、電源ケーブルが抜けてしまう…なんてことがあります。他にも、タコ足配線している場合には、他のスタッフが誤ってパソコンの電源ケーブルを抜いてしまう…なんてことも考えられるでしょう。

ケーブル類の問題に関しては、パソコンの故障ではなく、単純ミスですので、ケーブルをきちんと接続しなおせば、何の問題もなくパソコンが使用できるようになるでしょう。

USBや外付けHDDなど、周辺機器を取り外して起動する

あまり経験が無い方も多いかもしれませんが、実は、USBや外付けHDDなどをパソコンに接続したまま起動しようとすると、それらの機器との相性の問題などで、動作が不安定になってしまい、起動不良を起こすケースがあるのです。なお、このような症状は、OSのアップデートを適用したり、ドライバやソフトの更新をした直後などに発生しやすいと言われています。

普段は、何の問題もなくパソコンが起動できていたのに、ある日突然起動不良を起こしたという場合で、USBや外付けHDDなどを接続したままと言うケースでは、一度マウスとキーボード以外の周辺機器を取り外してから起動するかどうかを試してみましょう。
そして、これで起動するようになった場合、周辺機器が原因で、パソコン側の問題ではないと言えるでしょう。なお、複数の周辺機器がある場合、一台ずつ接続してみて、どの機器が不具合の原因なのかを確認してみると良いでしょう。

修理に先立って確認しておくポイント

上記のように、いくつかのポイントを確認して、修理の必要があった場合、専門業者に修理を依頼しなければいけません。ただ、修理に出すにしても、コストがかかる問題ですので、以下の点はきちんと確認しておきましょう。

  • 保証期間について
    パソコンは、メーカー品の場合、ある程度長期間の保証が付いています。通常でも1年程度の保証がありますし、延長保証に加入していれば3年程度の保証があります。保証期間内であれば、メーカーに問い合わせることで、無償で修理してもらうことも可能ですので、自分のパソコンに残っている保証期間はきちんと確認しておきましょう。
  • 故障の原因、責任について
    パソコンの故障が、誰が、何をして、どういう理由で起きたのかを確認しておきましょう。と言うのも、故障原因によっては、保証期間内であっても、全額自己負担しなければならなくなるケースがあるのです。例えば、ノートパソコンなどを落としてしまった…、飲み物をこぼして水没したなどと言う場合、特別な保証もしくは保険に入っていなければ、修理費用は実費負担となります。
  • パソコンの動作か?保存データか?
    パソコンの故障個所が、HDDなどの内臓記憶媒体の場合、何も考えずにメーカー修理などに出してしまうと、保存データを無視して、新しいHDDに交換するという対応になります。つまり、もともと保存していたデータなどが失われてしまうのです。もし、パソコン内のデータが非常に重要で、データを取り戻すことが優先なのであれば、パソコンの修理ではなく、データ復旧業者に相談しなければならないと考えておきましょう。

まとめ

今回は、パソコンが「壊れた!」と思った時、まず最初に確認してみたいポイントをご紹介してきました。この記事でご紹介したように、パソコンは、何の前兆もなく、ある日突然起動しなくなる…なんてことも珍しくなく、非常に困ってしまうケースも多いでしょう。ただし、そういった時でも、単にケーブルなどが接触不良を起こしていたり、ホコリやゴミが絡まってファンが回っていないだけなど、本体の故障ではないケースも意外に多いです。

この記事では、比較的、軽症な場合の確認ポイントをご紹介していますので、まずは上述したチェックポイントを確認し、起動するかどうかを確認してみましょう。なお、パソコンが故障してしまった時には、修理業者に出す前に、データとパソコンの動作、どちらを取り戻したいのかを慎重に検討したほうが良いです。と言うのも、パソコン修理業者は、あくまでもパソコンの正常な動作を取り戻す業者ですので、保存しているデータなどを無視して作業を進めるケースもあるのです。この場合、もともと保存していたデータが二度と取り戻せなくなる可能性もあるので注意しましょう。