ウイルス対策ソフトって何が良いの?導入に迷った時の選び方について

パソコンを購入する場合に気になるのが、「ウイルス対策ソフトってどれが一番良いのだろう?」ということですね。仕事用、プライベート用に関わらず、パソコンを購入するのであれば、インターネットにつながないなんてことはありませんし、今やパソコン購入時にはセットでウイルス対策ソフトのことも検討しなければならない時代になっています。

近年では、個人で使用しているようなパソコンでも、悪意のある攻撃を受けてしまう脅威は必ずあると言えますし、その攻撃手法が年々巧妙化していることから「私のパソコンは大丈夫!」などとは誰も言えないような時代になっています。万一ウイルスに感染してしまった場合には、大切なデータが盗まれてしまうだけでなく、カード情報などを盗まれて金銭的な損失が発生してしまうようなことも珍しくありません。

そこでこの記事では、パソコンに導入するウイルス対策ソフトを迷った時、「どういった基準で選べば良いのか?」というポイントについて簡単に解説していきます。

ウイルス対策ソフトの選び方

それではまず、ウイルス対策ソフトを選ぶときに「何に注目すれば良いのか?」をご紹介していきましょう。最近では、OSのセキュリティ機能が非常に優れていることから、「ウイルス対策ソフトなんてなくても良い!」という話をよく耳にするようになっています。実際に、windowsパソコンなどは「Windows Defender」と呼ばれるソフトで悪意のあるソフトウェアからパソコンをリアルタイムで保護してくれています。ただし、手口が巧妙化している現在では、これだけで安心とは言えないのも実情だと言われているのです。

ここでは、ウイルス対策ソフトを選ぶときに、注目すべきポイントをいくつかご紹介していきます。

  • ①ウイルス検出率
    ウイルス対策ソフトを選ぶ際、大きな指標の一つとなるのが「ウイルス検出率」です。これは、中立の第三者機関が検証したウイルスへの防御能力であり、数値が高いほど優れているソフトと言えます。ウイルス検出率に関しては、AV-Comparatives.org、NSS Labs、AV-Test.orgと言った機関が、その評価結果を一般公表しているので、購入時の参考にしましょう。
  • ②動作の軽さ
    ネット上にあるウイルスは常にパソコンを狙っているものですので、少しの隙も見せてはいけません。したがって、ウイルス対策ソフトは、パソコンの電源を入れると同時に起動し、動き続けなければいけないのです。ただし、スペックが低いパソコンの場合、ウイルスの攻撃からは守ってもらえるものの、ソフトが動くことで動作が遅くなってしまう、固まってしまうなんてことが悩みの種になってしまうことがあります。したがって、ウイルス対策ソフトを入れてもストレスなく作業できそうなものを選ぶようにしましょう。安全だけど作業にストレスを感じる…なんて状況は本末転倒です。
  • ③セキュリティ機能
    ネット上の危険性は、何もウイルスだけではありません。近年では、メールなどで偽のURLを送りつけてきてアクセスさせる「フィッシング詐欺」も横行しています。amazonなどの大手通販サイトや宅配企業などを名乗り、よく似たアドレスのホームページに誘導して、個人情報やクレジットカード情報を入力させ盗み取るという手口となります。ウイルス対策ソフトの中には、こういった手口の場合に警告を出してくれるような物がありますので、安心してパソコンを利用できるようになります。
  • ④販売価格
    ウイルスの脅威から守ってもらうにしても、「価格はできるだけ安い方が良い!」と考えてしまいますよね。しかし忘れてはいけないのが、ウイルスというのは今現在も進化を続けており、毎日のように大量の新種ウイルスが発生している可能性があるということです。そのためいくら安くても古いウイルス対策ソフトだと防御力が十分でありません。どうせ導入するのであれば、契約期間中は常に最新のウイルスに対処してくれるよう、随時更新されるような物がオススメです。なお、複数年契約をすると価格が少し安くなるなどのサービスもありますので、その辺りもよく検討しましょう。
  • ⑤付加機能も確認
    ウイルス対策ソフトは、外部の脅威に対処するというのが一般的なのですが、中にはさまざまな付加機能が付いているものがあります。例えば、お子様がいるご家庭用に、「保護者機能」が付いたソフトなどを導入すれば、アダルトサイトなど、子供に有害なコンテンツを閲覧できなくできるような機能があるのです。他にも、パスワードの管理機能など、ソフトによって特徴のある機能が付いている場合があるので、そういった付加機能も含めて検討してみてはいかがでしょうか。

一口にウイルス対策ソフトと言ってもさまざまなソフトが存在しています。そのため、パソコンはすぐに決まったけど、ウイルス対策ソフトに迷ってしまう…なんて方が意外に多いのです。「どれを導入すれば…」と迷った時には、上記のようなポイントから選んでみると良いでしょう。

無料のものは何がダメなの?

ウイルス対策ソフトには、有料で使用するものと無料で使えるものが存在します。ウイルスの脅威があるのは理解できるけど、「対策のために毎年それなりのお金がかかるのがな…」と考えて無料の物を選ぶ人も少なくありませんよね。
なお、無料版のウイルス対策ソフトの中には、高いウイルス検出率を持つような物もあるのですが、以下のようなデメリットがあるので、その辺りを総合的に考えてみましょう。

  • ①サポートがない
    無料版のウイルス対策ソフトはサポートデスクなどは用意されていません。したがって、設定なども全て自分で行っていかなければいけないのです。もちろん、日本語対応はされていますが、何らかのトラブルが発生したとしてもパソコンの知識が無ければ対応できない…という点が大きなリスクになります。
  • ②最低限の機能になっている
    無料版のウイルス対策ソフトは、ゲームで言う『体験版』のような扱いです。要は、無料版を使ってみて、足りない機能を付加したいときに有料版に切り替えてもらうといった商法です。つまり、有料版も用意されていて、無料版のソフトは機能が限定的になっているわけです。例えば、フィッシング詐欺対策やファイアウォールなどが無く、十分な安全対策になっていない…なんて状態になるわけです。
  • ③広告が表示される
    無料版のウイルス対策ソフトは、有料版に切り替えてもらうための足掛かりです。つまり、無料版を使用していれば、定期的に有料版を勧めるポップアップ広告が表示されてイライラしてしまう…なんて方も多いです。広告は、ウイルス対策ソフトを入れているのに「脅威に対して十分ではありません」など、不安をあおるようなメッセージが出ますの、余計に腹が立ちます。無料版を利用する場合には、こういった広告で邪魔されることがあるということを覚悟しておかないといけません。

無料版は、あくまでも有料版へ誘導するためのものと考えておきましょう。ウイルス対策に関してはきちんと行ってくれるのですが、有料版と違うのは、パソコンを使用している際の脅威全般を保護しているわけではなく、ウイルスに限定しているものがほとんどだということです。この辺りは本当に注意しておきましょう。

まとめ

今回は、ウイルス対策ソフトを選ぶときに参考にしてほしい基礎知識をご紹介してきました。最近ではOS側のセキュリティ機能が非常に高くなっていることから、ウイルス対策ソフトなんていらないと考えている方も多くなっています。しかし、よく考えてみてほしいのは、OSのセキュリティ機能だけで事足りるのであれば、ウイルス対策ソフトを制作している企業は、既に淘汰されているはずです。

それが、現在でも元気に新しいソフトを開発しているという現実がありますので、万全を期してパソコンを使用する場合には、ウイルス対策ソフトが必要だと考えられるのではないでしょうか!