RAID・NASによくあるトラブルをご紹介します!
近年では、法人様はもちろん、一般家庭などで個人様が家庭用のNASを利用して、各種データのバックアップをしているという方が増えていると言われています。さまざまなものがデジタルデータ化している現在では、こういった状況も当たり前なのかもしれません。
しかし、一般家庭などにも、非常に幅広く浸透してきている一方で、利用中に故障 してしまった時など、どのようにして対処すればよいのかという知識を持っていない人がほとんどですので、万一の時に慌ててしまう方も多いと言われています。当たり前のことですが、どのような機器であっても、一度購入すれば一生使用できるわけでもなく、ふとした瞬間に故障してしまう…ということも珍しくないのです。
そしてこういった機器の故障時に困るのは、修理を業者に依頼するとお金がかかってしまうため、ひとまず自分で復旧を試み、状況をさらに悪化させてしまう…というパターンが多いことです。実際に、弊社にもたくさんの問い合わせがあるのですが、お客様自身が復旧を試みた結果、より深刻なトラブルに発展してしまっているというケースが非常に多いです。そこでこの記事では、RAID・NASに良く発生するトラブルや、そういった時に行ってはいけないことをご紹介しておきます。
そもそもRAIDって何?
こういった機器に詳しくない方であれば「そもそもRAIDって何なの?」といった感じに、基本的な部分を疑問に思ってしまうことでしょう。『RAID(レイド)』を簡単に説明しておきますが、これは複数台のハードディスクを「ひとつのハードディスクとして認識・使用できる」ようにする技術のことを指しています。RAIDの大きな特徴としては、以下のような点が挙げられます。- ☑信頼性と安全性の向上が期待できる 例えば、構成しているハードディスクの1台が故障したとしても、RAID1やRAID5では運用が可能になる。
- ☑大容量化が期待できる 4TBのハードディスクを4台用意して、これらでRAID5を構成した場合、12TBの大容量ハードディスクとして運用が可能になる。
- ●大容量を必要とする社内or部署内のファイルサーバーとして使用されている
- ●ストップできない、データの損失があってはならない基幹サーバーやDBサーバーとして使用されている