テレワークならVPNが必須?VPNの基本をご紹介します!

新型コロナウイルスの影響もあり、さまざまな業界でテレワークの普及が一気に進んでいます。テレワークに関しては、元々2016年頃より、政府が推し進める働き方改革で、普及推進の旗が振られていたのですが、対面での仕事が重視される日本国内では、なかなか普及しなかった…という現実があります。しかし、人との接触を極力減らすことが求められるコロナ禍で、各企業が一気にテレワークの導入に踏み切っているのです。

しかし、「テレワークの導入」と口で言うのは簡単ですが、さまざまな機密情報などのやりとりがある企業では、遠隔で情報のやりとりとするための安全な接続環境の構築が求められています。そこで一気に注目度が高くなっているのが『VPN』と呼ばれるものです。実際に、弊社にもVPN環境の構築に関するお問い合わせが昨年から急増しているのですが、お客様の中には「そもそもVPNとは何ぞや?」という方も少なくありません。
そこでこの記事では、安全で快適なテレワークを実現するために必須と言われるVPNについて、VPNがそもそも何を意味しているのか、また導入にどういったメリットがあるのかをご紹介していきます。

VPNの基礎知識

それでは、各企業でテレワークが当たり前となってきた現在、一気にその注目度が高くなってきた『VPN』の基礎知識を簡単にご紹介していきましょう。この記事を読んでいただいている方の中にも、「最近よく聞くけど、何のことかさっぱり分からん…」という方も少なく無いでしょう。

VPNの概要について

VPNは「Virtual Private Network(ヴァーチャル・プライベート・ネットワーク)」の頭文字をとった略語で、日本語にすると、仮想専用ネットワークなど言われる用語となります。このVPNは、社内で専用のネットワークを構築し、自宅で作業する従業員など、オフィス外にいたとしても、このネットワークにアクセスできるようにするシステムの事を指しています。

コロナ禍でテレワークが導入され始めた当初は、「会社に行かないとデータが見れないから…」「会社でしか作業ができない…」なんて声が聞こえていましたが、VPNを導入すれば、会社の外にいながら、業務システムやデータベースなどにアクセスできるようになるわけです。要は、バーチャル空間において、どこにいてもオフィスにいるような環境を作る事ができるシステムと認識すれば良いと思います。

VPNの基本的な仕組み

それでは、VPNの仕組みについても簡単にご紹介しておきます。

どのようなオフィスでも、通常のインターネット回線がつながっていると思いますが、VPNは、そのオープンな回線とオフィスの間に、『ゲート』のような物を作って、社内だけの閉鎖的なネットワークを構築するのです。近年では、個人情報の流出被害などが大きなニュースになるように、機密情報に外部からいつでもアクセスできるような状況はマズいですよね。VPNは、前述のように、ゲートのような物を作る事で、外部からのアクセスを遮断することができ、安全な業務環境を構築することができるわけです。

なお、外部からのアクセスを遮断するのと同時に、許可されたものだけがゲートを通過してデータにアクセスするのを許可します。こうすることで、自社の社員だけがアクセスできる独自のネットワーク環境が構築でき、テレワークなどを導入したとしても、安全に情報を共有したり、業務システムを使って仕事をしたりすることができるようになるわけです。

VPNのメリット・デメリット

テレワークの普及とともにVPNの注目度が高くなっていますが、これを導入することにはどういったメリットがあるのだろ…と疑問に思ってしまう方も多いことでしょう。ここでは、VPNのデメリット面も合わせてご紹介しておきます。

VPNのメリット

まずはVPNのメリットからです。以下のようなメリットが得られると言われています。

  • 通信の暗号化で、安全な通信が実現
    VPNは、トンネリング技術や通信情報の暗号化など、セキュリティを意識したネットワーク構造が構築されます。したがって、テレワークなど、離れた場所からでも、安全にアクセスできるようになります。
  • 外部からでも社内ネットワークへのアクセスが可能(モバイル端末もOK)
    VPNがテレワークに必須と言われるのは、これがあれば、PCはもちろん、モバイル端末などからも、離れた場所から社内ネットワークのアクセスが可能となる点です。安全でスピーディな通信環境を利用できるので、多様な働き方の実現に役立ちます。
  • 低コストで拠点間通信ができる
    VPNは、拠点間同士でも安全なな通信をすることができます。また、専用線などは構築と維持にそれなりの費用がかかるのですが、仮装ネットワークを利用するVPNは運用コストが安くなるのもメリットになります。

VPNのデメリット

低コストで安全な拠点間通信を実現できるVPNですが、さまざまなメリットがある一方、いくつかのデメリットも存在します。ここではデメリット面もご紹介しておきますの、導入をお考えの方はしっかりとデメリットも把握しておきましょう。

  • 情報漏洩リスクはゼロではない
    VPNは種類によってセキュリティのレベルに差がありますし、情報漏洩のリスクが完全になくなるわけではありません。特に注意したいのが、専門業者に依頼するのではなく、自分で構築するといった場合、初期設定のミスなど、人為的ミスからDNSやIP漏洩につながってしまうことがある点です。少しでも不安があれば、専門業者に依頼するのがオススメです。
  • 通信速度が遅くなることも…
    公衆回線を利用するインターネットVPNに関しては、通信速度が一定ではないというデメリットが存在します。時間帯等によって変動してしまうため、ある時間になると速度低下が起こる…なんて可能性があります。
  • コストが高くなることも
    VPNは低コストと言われますが、コストがかかることは間違いありませんし、その点は明確なデメリットでしょう。特に、製品によって搭載されている機能などが異なるのですが、「多機能だから便利!」かというとそうではないので注意です。何も考えずに多機能な製品を選択してしまうと、利用もしないのに高いコストがかかってしまった…なんてことになりかねません。この辺りも、素人では判断しづらい部分ですので、分からない場合は専門業者に依頼するのがオススメです。

まとめ

今回は、テレワークの普及とともに一気に注目度が高くなってきた『VPN』の基礎知識についてご紹介してきました。VPNの最大のメリットは、低コストで安全な拠点間通信を実現できるという点で、テレワークなどで社外からでも業務システムなどに安全にアクセスでき、業務がスムーズに行えるようになる点です。

そして、このVPNに関しては、ある程度知識がある社員がいれば、必要な機器さえ購入すれば自分たちでも構築できるものです。実際に、業者には依頼せずVPNを構築している事例は少なく無いと思います。しかし、初期設定でちょっとしたミスなどがあれば、全く意味をなさなくなってしまいますので、少しでも不安がある場合は、専門業者に依頼するのがオススメです。

現在では、VPN構築代行サービスなどがたくさん登場していますし、こういったプロに依頼することで、より確実で安全な環境を実現することができます。さらに、迅速にVPN環境の構築が実現できますので、テレワークの本格導入もスムーズに進めることができるでしょう。
株式会社エスアイヤーでも、VPN構築を代行していますので、お気軽にお問い合わせください!

サポート 馬渕

パソコン修理、データ復旧を10年以上させていただいております。
3000件以上の訪問実績があり、様々な法人様のオフィス環境改善に努めてまいりました。お困りごとがありましたらお気軽にご相談ください!

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