データ復旧サービスって結局何をしてくれるの?

近年では、さまざまな分野でデジタル化が進んでいます。普段の生活を考えた場合でも、今やパソコンが無ければ仕事にならない…なんて当たり前ですし、プライベートでもデジタルカメラなど、さまざまな記憶媒体が関わる道具を使っていることだと思います。 こういったデジタル機器については、何の問題もなく正常に動いている間は良いのですが、突然故障してしまい困ってしまうことも少なくありませんよね。頻繁にバックアップを取っている場合は良いのですが、保存のタイミングによっては、自分では重要データの取り出しが困難になってしまう…なんてケースも珍しくありません。このような場合、近年非常に心強い味方となってくれるのが『データ復旧サービス』と呼ばれるものです。記憶媒体に何らかの問題が生じた場合には、インターネットで「データ復旧 (地名)」などと検索したことがある人も多いのではないでしょうか? それでは、こういった『データ復旧サービス』については、実際の所どのような業者で、どういったことまでしてくれるかご存知でしょうか?ここでは、「そもそもデータ復旧サービスとは?」と言う点について簡単にご紹介しておきます。

データ復旧サービスとは?

それではまず、データ復旧サービスの基礎知識から簡単にご紹介していきましょう。『データ復旧サービス』という言葉は、ここ数年の間によく耳にするようになってきた…と感じる方が多いかもしれませんが、実は10年以上も前から日本市場に導入されており、特殊な技術を用いて幅広い分野で利用されているサービスとなっています。 どういったことを行うのかというと、ハードディスクを始めとして、USBフラッシュメモリやSSD、デジタルカメラなどに用いられるSDカード、さらにはCDやDVDなどの記憶媒体について、それらが何らかの理由により障害を起こしてしまい内部データにアクセス、退避、バックアップなどができなくなってしまった際、特殊技術を用いてデータを救出するというものになります。 基本的には、多くのデジタルデータを取り扱う企業のオフィスなどで需要のあるサービスに思えますが、近年では一般家庭でも記憶媒体と総称される機器が数多く使用される時代となっていますので、個人からの需要も非常に高くなっています。

よくあるメーカー修理サービスとの違いは?

企業がオフィスで使用するOA機器の場合、メーカーによる修理サービスなどに加入している場合がほとんどです。それでは、こういったメーカー修理サービスに加入しているのであれば、データ復旧サービスを利用する機会などないのでしょうか?実はそういう訳ではなく、データ復旧サービスとメーカー修理サービスは根本的に異なるものなのです。 そもそも、データー復旧サービスというものは、パソコンや周辺機器などに不具合があってデータの取り出しができない…となった場合でも、それら機器の機能を回復することを目的としていません。あくまでも、特殊な技術や設備を用いて、『内部に保存されたデータ』を取り出す事が目的なのです。したがって、何らかの障害によってデータ復旧が必要になった機器に関しては、記憶媒体を開封して精密機構を調査・解析したうえで復旧作業を行います。つまり、データ復旧のためには、パソコンなどの機器については、その後は機能的な回復は一切できない可能性もあるのです。さらに、機能が回復し使える場合でも、メーカー保証の対象から外れてしまう場合などもありますので、データを優先するのか、機器の修理を優先するのかはしっかりと検討しなければいけません。 一般的なメーカー修理サービスというのは、パソコンや周辺機器の『動作的な機能を回復』させることが目的です。そのため、故障個所があれば、新しい部品と交換し、製品として使用できる状態に戻すのです。しかし、こういったサービスに関しては、もともと保存されていたデータは対象外で、故障部品として廃棄されてしまいます。 両者にはこのような違いがありますので、何を優先するのかをよく検討し、どこに相談するのかを決定しなければならないと覚えておきましょう。

データ復旧サービスはどんな時に役立つ?

それでは、データ復旧サービスがとても心強い味方になってくれる瞬間について具体的な例をいくつか挙げておきましょう。さまざまなデジタル機器を使用する機会が増えた現在では、誰でもデータ復旧サービスのお世話になる可能性があると考えた方が良いです。

デジタルカメラの記憶媒体が…

最近では、さまざまな瞬間を残すためのカメラはデジタルカメラが主流です。デジカメは、SDカードやコンパクトフラッシュ、メモリースティックにデータを残していくのですが、突然過去のデータが見れなくなってしまう…なんてケースも多いです。
  • ●せっかく撮った写真を間違って消してしまった…
  • ●データをパソコンに移そうと思って接続したのに、読み込まない…
  • ●パソコンがフリーズして再機能したら「フォーマットしますか?」とメッセージが表示されている…
  • ●誤ってフォーマットしてしまった…
大切な写真データが上記のような理由で取り出せない場合、データ復旧サービスに相談してみましょう。

オフィスにある記憶媒体が…

オフィスでは、大量のデータを取り扱っていますので、記憶媒体を利用する機会も非常に多いです。重要データを保存するためのHDDなどを用意して安心していると、そのHDDが故障してしまい困ってしまう…なんてことも少なくありません。オフィスでは、以下のような問題が考えられます。
  • ●外付けHDDをパソコンに接続しても読み込めない…
  • ●「CRCエラー」や「巡回冗長エラー」などと表示され、データが読み取れない…
  • ●HDDから異音がして認識しなくなった…
  • ●使用中のHDDに強い衝撃があり、それ以後認識しない…
  • ●誤って重要なデータを削除してしまった…
  • ●停電後RAID機器が起動しない…
  • ●リビルド中に異常終了してしまい、その後起動しない…
  • ●ネットワーク上の共有ファイルが消えた…
  • ●保存してあったはずのファイルやフォルダ、データが消えていた…
さまざまな機器を使用するオフィスでは、データ復旧サービスが必要になる場面も非常に多いです。こういった場合に重要なのは、自力で何とかしようと考えるのではなく、早期にデータ復旧サービスに相談することです。専門知識を持っていない方が、何とかしようと操作した場合、それが原因で症状が悪化してしまうことも珍しくありません。

まとめ

今回は、最近よく耳にするようになってきたデータ復旧サービスについて、そもそもデータ復旧サービスというものがどういったサービスなのかという基礎知識についてご紹介してきました。この記事でもご紹介したように、近年ではさまざまな分野でデジタルデータが活用されるようになっており、それに伴い記憶媒体の種類も増えています。しかし、こういった機器という物にも、当然寿命というものがありますので、普通に使っているだけで「突然認識しなくなる…」なんてことが起こるのです。 こういった場合、データの重要性によっては、本当に困ってしまうことになりますので、コストがかかってもデータの取り出しをしたいと考える方が多いです。そのような場合に心強い味方になってくれるのがデータ復旧サービスなのです。基本的には、記憶媒体であればどのような物でも復旧できる可能性がありますので、万一の際は是非相談してみることをお勧めします。

馬渕