デスクトップにあるはずのデータが見当たらない!?こんな時の対処法をご紹介します

今回は、デスクトップに保存していたはずのデータが、いざ必要になった際にどこにも見当たらない…なんて時の対処法について解説していきたいと思います。
まず大前提として覚えておいてほしいのは、何でもかんでもデスクトップにデータを保存し、画面がファイルやフォルダのアイコンだらけになってしまう…なんてパソコンの使い方はオススメできません。このような使い方はパソコンに負担をかけてしまいますし、前述のような「保存したはずのデータが見当たらない…」なんて現象の原因になってしまうので、少し面倒かもしれませんが、データはきちんと整理しながら保存するようにしましょう。
とはいっても、利用頻度が高いデータなどは、使いたいときにすぐ開けるようデスクトップに配置している方は多いと思います。また、共有フォルダーなどから一時的にデータを取り込むときには、デスクトップを保存先に選ぶケースも多いので、一時的にデスクトップにデータを配置するという行為は当たり前のようにあります。
こういった時、いざ保存していたデータを使用したいと探してみた時に、保存していたはずのデータがデスクトップに見当たらない…なんて経験は誰にでもあるのではないでしょうか?このような現象は、操作ミスによって削除してしまっている、パソコンの設定がおかしくなっているなど、さまざまな理由が考えられるのですが、ひとまず「なんでデータが見当たらないのか?」を確認するため、皆さんに行ってほしい方法をご紹介していきます。
「デスクトップに保存したはずなのにデータが見当たらない…」なんてことは、意外に珍しくない現象ですので、ぜひこの記事でご紹介する対処は覚えておきましょう。
デスクトップにデータが見当たらない時の対処
それでは、デスクトップに保存したはずのデータが、必要な時になって見当たらない…なんて場合の対処について解説していきましょう。当然、あるはずのデータがない…と言う現象でも、複数の原因が考えられますので、代表的なものをご紹介しておきます。
①デスクトップの画面表示を更新する
まずは、パソコン側の表示不良が原因の場合です。ファイルやフォルダをデスクトップに保存した時、保存と言う処理そのものは成功しているものの、何らかの問題で保存したデータのアイコンなどがデスクトップ上に表示されないというケースが稀にあるのです。したがって、これが原因の場合は、デスクトップの画面表示を更新してあげることで画面上にデータのアイコンが表示されるようになります。
具体的な方法は、非常に単純で「デスクトップを表示している状態にする」⇒「『F5』ボタンを押す」だけでOKです。
インターネットブラウザの更新時にも『F5』ボタンを押すことがあると思うのですが、デスクトップを表示している状態でこれをすると、デスクトップの表示が最新の状態に更新されるのです。したがって、データの保存自体はできているものの、何らかの表示不良がおきているという状態を解消することができます。『F5』ボタンは、基本的にキーボードの上部に配置されています。
②ゴミ箱を確認する
これは、誤操作などで必要なデータを削除してしまっているというケースです。要は人的ミスで、保存していると思っていたデータをゴミ箱送りにしているという訳です。
Windows10などのWindows OSでは、ユーザーが特に設定などを行っていない場合、ファイルやフォルダを削除する際に、削除確認ダイアログなどが表示されるようなことはありません。したがって、ユーザーが操作ミスなどで必要なデータを削除していたとしても、それに気づくことができないケースがほとんどなのです。
特に注意してほしいのは、誤って「Deleteキー」を押してしまう…と言う行為です。デスクトップを表示している際、何らかのファイルorフォルダを選択した状態で、Deleteキーを押してしまうと、削除の指示になりますので、ゴミ箱にデータが移行してしまうのです。前述の削除確認などの設定をしていなければ、何の前触れもなく画面上からデータがいきなり消えてしまいます。冒頭で、デスクトップ上にファイルやフォルダをたくさん置かない方が良いといったのは、気付かないうちにデータを選択してしまい、Deleteキーに触れて意図せずにデータを削除してしまう可能性があるからと言うのも大きな理由です。
ただ、この行為によって削除したデータについて、直ちにデータが完全になくなるわけではありません。上述しているように、削除したデータはゴミ箱に保管される仕様になっていますので、デスクトップ上にあるはずのデータが見当たらない…となった場合、誤操作でゴミ箱送りにしていないか確認してみると良いでしょう。
③パソコンの表示設定の問題
Windowsパソコンの場合、デスクトップ上のアイコンについて、ユーザー側が表示・非表示を設定する機能があります。したがって、何らかの理由でデスクトップ上のアイコンを非表示にする設定になっていれば、デスクトップに保存したはずのデータやフォルダのアイコンが表示されなくなるわけです。もちろん、アイコンが表示されないだけで、デスクトップへの保存と言う行為はできています。
デスクトップにあるはずのファイルやフォルダのアイコンが見当たらない場合、この表示設定が間違っていないかを確認してみると良いで良いでしょう。確認方法は非常に簡単で、デスクトップの任意の場所にカーソルを置いて右クリックをしてください。そうすると、デスクトップのコンテキストメニューが表示されますので、メニューの一番上の『表示』にカーソルを合わせましょう。そうすると、表示に関する設定が出てきますので、そのメニューの一番下『デスクトップアイコンの表示』部分を確認してください。
上図の赤枠部分のように、テキストの左側に「✓」マークが入っていれば表示設定がONになっています。したがって、これが無ければアイコンが非表示設定になっているため、データが見当たらないわけです。表示の切り替えは、テキストメニューをクリックするだけで切り替わるので、非表示の場合はクリックしてください。
まとめ
今回は、デスクトップに保存したはずのデータについて、いざ使用したいと思った時にデスクトップ上に見当たらない…となってしまった時の対処法について解説してきました。この記事でご紹介したように、保存したはずのデータが、あるはずの場所に表示されずに困ってしまう…と言う現象は意外に珍しくなく、実際にこういった経験をしたことがある人は多いと思います。
ただ、デスクトップ上にデータのアイコンが表示されない理由に関してはさまざまな原因が考えられ、その原因によってとるべき対処が変わってしまうという点はおさえておきましょう。特に注意したいのは、気付かないうちにデータをゴミ箱送りにしていて、それに気づかずに「ゴミ箱を空にする」と言う操作をしてしまうというものです。ゴミ箱の中にデータがある間は、ゴミ箱から取り出すことができますので、データそのものが失われたわけではありません。しかし、ゴミ箱に入れたことも気づかず、ゴミ箱を空にしてしまうと、パソコンから完全にデータを削除してしまっていますので、データを取り戻せない可能性が非常に高くなってしまいます。
データ復旧が必要になる事態と言うのは、パソコンが何らかの理由で故障してしまった時と考える人が多いのですが、この記事でご紹介したように、単純な人為的ミスが原因のケースも珍しくありません。パソコンの中には大切なデータがたくさん保存されていると思いますので、その取扱いには十分な注意を払ってください。